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腱鞘炎とリウマチの違い

腱鞘炎とリウマチは、双方とも関節が痛くなる病気です。

では、みなさんは「腱鞘炎とリウマチの違い」をご存知でしょうか。

この項では、腱鞘炎とリウマチの「原因/痛み/治療法/病状の進行」等々の違いを詳しく明記したいと思います。

 

○腱鞘炎とリウマチ:原因について…

腱鞘炎は無理な動き/長時間同じ作業をすることによって、ある腱の部分に過度の負担がかかり炎症を発症する症状です(外科的炎症)。

例えば、パソコン業務(ギター奏者)を長時間続けることによって、手や指に負担が伴い炎症を発症する…といった感じです。

リウマチの原因は、自己免疫疾患によるものです(内科的炎症)。

通常、自己免疫は体外から体内に侵入したウイルスや異物を攻撃し身体を守ります。

しかし、リウマチの原因:自己免疫疾患は自己免疫システムに異常が発生し、自分自身の身体を構成している成分を異物とみなすことによって、自分自身を攻撃してしまう症状なのです。

 

○腱鞘炎とリウマチ:痛みついて…

腱鞘炎とリウマチの痛みに対して、最も大きな違いを生じるのは初期症状です。

腱鞘炎の場合、動かし続けた部分が炎症を起こし痛みを発症します(手首や指)。

つまり炎症部分を動かせば痛みを感じ、安静にしていれば痛みを感じません。

リウマチの痛みの場合、朝方に関節部分が動かしにくくなるという痛みを発症します。

(なかなかベッドから起き上がることができない。)

そしてその関節部分のこわばりはある一部分の関節ではなく、身体全体の関節がこわばり長時間続きます。

 

つまり腱鞘炎は炎症を起こした部分だけ痛みを感じますが、リウマチは身体全体の関節にこわばりを感じるのです。

またリウマチは、身体全体に疲れ/脱力感を感じ…食欲も低下することによって、体重も減少してしまいます。

 

○腱鞘炎とリウマチ:治療法について…

腱鞘炎は薬物療法から手術まで、腱鞘炎の症状に合わせて一番マッチした治療法が選択できます。

リウマチの場合、あまり手術は行われず、通常は薬物療法やリハビリテーションが主だった治療法になります。

 

○腱鞘炎とリウマチ:病状が進行してしまった場合…

腱鞘炎の症状が進行してしまうと、炎症部分を動かすことが困難になり、その部分が赤く腫れて熱を持ちます。

リウマチの症状が進行してしまうと、自己免疫によって骨や軟骨が破壊され、関節自体が変形する場合もあります(関節自体が動かせなくなる)。

(※ちなみに、腱鞘炎もリウマチも圧倒的に女性が多く発症しています(20歳代~50歳代)。)