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産後の腱鞘炎

「女性がなりやすい腱鞘炎」の項目の中で、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が腱鞘炎に深く関与していることを明記しました。

そしてプロゲステロンが産後の女性の身体において、様々な影響を与えることも明記しました。

この項では「どうして産後の女性が腱鞘炎になりやすいのか?」ということを、別の視点(女性ホルモン以外)から考えてみたいと思います。

 

第一に考えられることとして、女性は授乳や入浴等々をするため、長時間赤ちゃんを抱っこしているという事実が浮かび上がってきます。

妊娠・出産を終えたこの時期(産後)、女性の筋肉は減少…しかも運動不足も手伝って、身体全体が凝り固まった状態にあるといえます。

 

そうした状態にも拘わらず、赤ちゃんを抱こすることで腕や手を酷使する結果、腱鞘炎を発症する可能性が高くなると考えられます。

もちろん産後まもない女性ですから、すぐに激しい運動をすることはできません。

(筋肉を取り戻すため。)

しかし無理のない範囲で身体を動かす(運動)をすれば、腱鞘炎の予防に繋がります。

 

○軽い運動…

「自分自身で軽いマッサージを行う。/両手首をゆっくりクルクル回す。/授乳や入浴時の体勢を変えてみる。」

ちなみに産後の女性の中には、すでに腱鞘炎の初期症状を発症している場合もあります。

この場合、消炎鎮痛剤や防止用プロテクターなどを使用することによって、症状を緩和することができます。

次に授乳・入浴時、腱鞘炎になりにくい腕(手)の使い方について触れてみたいと思います。

 

○授乳時…

授乳時、必ず授乳クッションを利用するようにしましょう。

市販されている授乳クッションでもいいですが、無ければバスタオルや毛布を脚の間に入れて、高さを調節しても問題はありません。

(※高さを調節…赤ちゃんの顔の角度)

それによって、腕や手首にかかる負担を軽減することができます。

 

○入浴時…

入浴時の抱この場合、赤ちゃんの体重を手の平で支えるのではなく、腕と腰で支えるようにします。

腕と腰で赤ちゃん体重を支えることによって、手(手首)への負担はかなり軽減されます。

また赤ちゃんの首が座り始めれば、立て抱っこが増えてくると思います。

その場合、赤ちゃんの顔と腕が肩の上までくるように抱っこしてください。

(ゲップを出させる要領。)

そうすれば、腕や手にかかる負担がかなり減少することができます。

 

是非、産後の腱鞘炎を発症しないためにも、この項で明記した方法を取り入れてみてください。