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腱鞘炎~小児ばね指~

腱鞘炎の1つに「ばね指」という症状があります。

もちろんばね指の発症原因も指の使い過ぎによるもので、症状としては「指が動きにくくなる」「指が曲がらなくなってしまう」という傾向があります。

(※女性のばね指発症原因の場合、女性ホルモンのバランス変化も挙げられます。)

 

そして、ばね指は一般的に大人が発症する病気だといわれています。

しかし、ばね指は子どもたちに発症する場合があるのです。

その症状を「小児ばね指」といいます。

 

何故、普通は発症しない子どもたちが小児ばね指を発症してしまうのでしょうか。

実は、明確な原因はわかっていないのですが…言えることとして小児ばね指の場合、先天的なものという見方が大半を占めているのです。

さらに小児ばね指の場合、腱や腱鞘に炎症を発症しているわけではないので、子どもたち自身は痛みを感じることはありません。

(※大人のばね指は、痛みを伴います。)

 

それ故、「親指が曲がった状態で動かない。」ことに気付くのは、ほとんどの場合お母さんなのです。

そして、小児ばね指を発症するのは0歳~6歳ぐらいといわれていて、大半のお母さんが我が子の親指の異変に気付くのは2歳ぐらいで…病院を訪れます。

当然、我が子の異変に対してお母さんは心配を隠しきれません。

 

しかし小児ばね指の場合、時間の経過とともに症状も自然と改善されていく傾向にあります。

実際、病院での診断も自然経過観察となります。

ちなみに小児ばね指の改善にかかる期間は(自然経過観察)、1~2年だといわれています(あくまでも改善する場合)。

 

仮に小児ばね指の改善が見られないようであれば、その治療法の1つに装具を利用することが挙げられます。

伸びない親指の関節にそって(親指を伸ばした状態)、装具を固定します。

そして装具固定の期間ですが、だいたい10ヵ月が目途だと考えられています。

(※それでも小児ばね指が改善しない場合…触れた時に痛がって泣いてしまう場合、何か別の病気も発症している可能性も考えられます。)

 

お母さんからすると「我が子の親指が、一生伸びなくなったらどうしよう…。」と思い悩まれると思いますが、それでも大半の場合、甲にばね指は改善されるということを覚えておいてください。

そして小児ばね指に気付いたら、早急に病院へ行き適切な治療法&アドバイスを受けてください。