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腱鞘炎の特徴

ここでは、腱鞘炎の主な症状の特徴に触れてみたいと思います。
腱鞘炎の場合、段階を踏んで症状が悪化するわけではありません。何故なら「痛い」という症状が発症するのに、非常に長い期間を要するからです(=潜伏期間)。
ただし、前触れはあります。例えば、「うまく手や指を動かすことができない」「なんとなく動かすとダルイ」「痛みはないが、手首などが腫れている」等々…
潜伏期間では指や手を長時間使ったとしても、機能は正常、何ら問題もありませ(=痛みもありません)。しかし「妙な違和感を覚える」…この症状こそ、腱鞘の炎症が発症し始めたことを意味しています。とにかく腱鞘炎の症状そのものは、すぐには顔を出さないのが特徴の1つなのです。
上記の症状を潜伏期間とするならば、次の症状が初期症状になります。
「指や手首を使っている時、瞬間的に不快な痛みを覚える」「痛い部分を押さえると確かに痛い…だけど、どこが痛いのかハッキリわからない」等々…
何ともいえない痛みは、一過性の場合もあります。痛みがあると思っていたら…次は「痛みが消えていた」…
そして中期症状になると…「この部分を押すと、痛みがハッキリわかる」…つまり、圧痛点が明確になります。事実、腱鞘炎の場合、この時になって初めて自分自身で「腱鞘炎の自覚」を覚える人が非常に多いのです。
(圧痛点=痛みを感じる部分)
さらに末期症状に陥ると…実は腱鞘炎が悪化し過ぎると、痛みを感じなくなるのです。何故なら血流循環が不能状態に陥り、圧痛点の神経が麻痺してしまっているからです。もちろん、その症状は重症であり…手術をせざるを得ない場合もあります(単に、横になっているだけでも痛みを伴う場合もあります)。
そして、腱鞘炎には更なる厄介な特徴が潜んでいます。それは一度腱鞘炎を発症すると、何度も再発を起こしやすいということです。
仮に腱鞘炎を発症→痛みが治まるとします。そして痛みが治まったから、再び動かしていると→すぐに腱鞘炎を再発してしまうのです。
確かに腱鞘炎の場合、症状が緩和した時点で痛みを感じなくなる場合もあります。しかし、その痛みは一時的に引いているだけとも考えられます。
そして結果的に再発を繰り返せば返すほど、腱鞘炎が慢性的疾患になる恐れもあるのです。
それほど腱鞘炎は一度発症すると、なかなか完治しない厄介な疾患なのです。
とにかく腱鞘炎の症状が進行してしまうと、指や手を使う動作だけでなく日常生活にも様々な悪影響を及ぼします。
そうならないためにも、潜伏期間・初期症状の時に治療院で施術をしてもらうことが重要な鍵だといえます。