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腱鞘炎とは

みなさんも腱鞘炎という言葉は、耳にしたことがあると思います。腱鞘炎…正式名称は狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)といいます。
腱鞘炎は、「手や指に炎症を起こす疾患」というイメージがあると思います。しかし腱鞘炎は手や指ばかりでなく、足や肘…時には腕全体に炎症を引き起こす疾患なのです(例えばアキレス腱損傷)。
初期症状として、炎症患部の慢性的なだるさと痛みがありますが…軽度の症状であれば、しばらくの間、放置状態を続けてしまう人が多いようです。
しかし、なるべく早い時期に正しい治療をしなければ、知らぬ間に症状は悪化…最悪の場合、手術をしなければならない状態に追い込まれるのです。
そうした性質を持つ腱鞘炎は、具体的にどのような疾患なのでしょうか。
私たちの関節を動かしているのは筋肉です。その筋肉の両端には、筋肉の力を手足の先端部分まで伝える線維性でヒモ状の組織があります。それを腱といいます。
[筋肉が収縮(動く)=骨も動く→腱も動く…つまり筋肉や骨と同じように、腱も強い力を支えるための大きな役割を担っているのです。]
そして当然のことながら、私たちの筋肉は手先足先まで伸びています。
例えば今、私はパソコンのキーボードを打っています。指先はとても複雑で滑らかな動きをします。5本の指先は、縦横無尽に動かすことができます。
この5本の指先を動かす→1本1本の指に対しても、いくつもの腱が動いているのです。
指先という狭いスペースにいつくもの腱が走っている…仮に腱同士が擦れてしまったら…炎症を引き起こしてしまいます。
そこで…腱鞘の出番です。
その腱を包み込んでいる結合組織を腱鞘といいます。また腱鞘の中では潤滑液が流れていて、腱が滑らかな動きをできるように補助しています。つまり腱鞘は、それぞれの腱自体を保護…そして、腱が正常に動く働きを担っているのです。
当然、普通の状態であれば(普通に動かしている)、何の問題もなくスムーズに動いています。しかし、指や手首を酷使してしまうと→腱と腱鞘の間に摩擦が生じる→そして摩擦が大きくなってしまうと、腱鞘炎を引き起こしてしまうのです。
腱鞘炎を引き起こしてしまうと…指や手首を曲げる・物を押す/引っ張る等々の動作をする時、炎症患部がズキズキと痛みを感じるようになります。
私たち人間は良くも悪くも、少々の痛みなら我慢する性質を持っているようです。しかし、我慢=美徳ではありません。特に身体の疾患に関しては…。
とにかく痛みが気になり始めたら、早急に治療院で診断を受けるべきだと思います。