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腱鞘炎~準備運動のすすめ~

手(手首)や足首の腱/腱鞘が炎症を発症し痛み出す…それが腱鞘炎です。

腱鞘炎は使い過ぎが原因だといわれていますが、はたして本当に使い過ぎだけが原因なのでしょうか。

実は、腱鞘炎を発症する原因は、身体全体のバランスが崩れることによっても発症するのです。

 

例えば準備運動も何もせずに、急に5kmのランニングをやることになったとします。

しかし完走することができたとしても、そのほとんどの人が筋肉痛や膝痛・関節痛に襲われるのではないでしょうか。

それだけではありません…途中で倒れて、怪我をする人もいるかもしれません。

 

また自動車を運転する前、アイドリングをする/しないでも大きな違いが生じてきます。

アイドリングもしないですぐ走らせる自動車に比べて、毎日きちんとアイドリングをしてから自動車を走らせれば、断然自動車の寿命が長くなります。

(※故障が少ない。)

 

飛行機に長時間座り続けた時、エコノミー症候群(ロングフライト症候群)によって血栓を発症する場合があります。

もし飛行機フライト中に手足を動かしたり軽くストレッチをしていれば、エコノミー症候群(ロングフライト症候群)を発症する危険性はグンと減少します。

 

上記に明記したことからもわかるように、(人間だけでなく)何事においても準備運動をすることが大きな病気や事故を防ぐ要因となっているのです。

もちろん、腱鞘炎にも同じことがいえると思います。

 

例えば、腱鞘炎を発症する仕事の1つにパソコン業務(マウス)があります。

パソコン業務(マウス)をし過ぎることによって手(手首)の腱鞘炎を発症するわけですが、パソコン業務(マウス)を始める前に手や腕の準備運動はもとより、身体全体の準備運動をすれば、身体全体がほぐれて無理のない姿勢でパソコン業務(マウス)に向かう事ができるのです。

 

事実、ある統計によると「身体全体の準備運動をしてからパソコン業務(マウス)をすれば、手や指に対する妙な緊張感がなくなる。」と答えた人が約80%いました。

また、「きちんとした姿勢でパソコン業務(マウス)に望めるので、身体全体が楽に感じられる。」という回答も多く頂きました。

(※実は腱鞘炎を発症する要因の1つに、座っている姿勢の良し悪しも関係があるとされています。)

 

もちろん準備運動はパソコン業務(マウス)始めだけでなく、身体のリフレッシュを兼ねて1~2時間おきにする必要があります。