腱鞘炎に有効とされるストレッチについて
最近の傾向として、何時間もパソコンのキーボードやマウスを使い続けることが当たり前になった感があります。
そしてその代償として、「パソコン症候群」/「マウス症候群」と総称される腱鞘炎を発症する人が急増しています。
しかし腱鞘炎を発症したとしても…そして、どんなに手に痛みを感じようとも…仕事(時間)は待ってくれません。
だから私たちは腱鞘炎が発症しないようにするため、様々な予防法を立てる必要があります。
そして、その予防法の1つにストレッチ&姿勢があります。
この項では、ストレッチ&姿勢の予防法について触れてみたいと思います。
○パソコンに向かう姿勢について…
パソコンのキーボードと自身の肘の角度が、約90度になる状態を保ってください。
この状態が上がり過ぎても/下がり過ぎても、手(指)への負担が増えてしまいます。
パソコンに向かう姿勢の悪さが、腱鞘炎を誘発することを覚えておいてください。
○マウスの大きさについて…
「マウスはどんな大きさでも関係ない。」と思っていませんか。
実はマウスが大きければ大きいほど、腕や肩(手)への負担が増えるのです。
なるべく、マウスは小ぶりなものを使用するようにしてください。
○手首のストレッチについて…
まず、マウスを持つ腕を前方に真っ直ぐ伸ばしてください。
そして、手の平を上に向けます。
その手の平をもう一方の手を使って、身体の方へ曲げてください。手首の筋が伸びて、気持ち良く感じると思います。それを数回、繰り返してください。
○指のストレッチについて…
指を手の甲の方向へ、1本ずつそらしてください(2~3セット)。ただし、くれぐれもそらし過ぎないようにしてください。
○手から腕にかけての総合ストレッチについて…
足を肩幅程度に広げてください。
次に両腕を肩の高さよりも、少し上に保ち横に広げてください。
そして、その腕を上にあげてください(耳に付くように)。
最後に、息を吐きながらゆっくり腕を下ろします。このストレッチを5回程度、繰り返してください。
上記に明記したストレッチ&姿勢の予防法を、1~2時間に1度、繰り返すようにしてください。
仕事が忙しすぎて大変だと思いますが、少しだけ手や腕を休めることによって、腱鞘炎を予防することができるのです。
しかも、それだけではありません。
そうしたリフレッシュタイムを設けることが…結局、仕事の能率アップに繋がります。
是非、みなさんも実践することをお薦め致します。